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シェルター学生設計競技2003
本年度の課題
「21世紀の木造住宅」

”憧れの21世紀”に入って久しいが、我々の周りは、20世紀から積み残した数多くの課題で溢れてる。未だ我々は20世紀の延長線上で生活をしているのであり、きっと”憧れの21世紀”は、こうした日々の積み重ねの先に見えてくるのだろう。
本コンペのテーマは「21世紀の木造住宅」である。
我々が最も慣れ親しみ、日々の環境の過半を構成する木造住宅を再考することを通して、前世紀から積み残された住環境をめぐる諸問題の解決への糸口が見出し得るような提案を期待している。
肩の力を抜いて、日常生活の延長線上に見える21世紀を捉えて欲しい。


審査員
審査員長 プロフィール 阿部 仁史(東北大学大学院 工学研究科教授)
審査員 プロフィール 相羽 康郎(東北芸術工科大学 環境デザイン学科教授)
プロフィール 杉山 丞(東北大学大学院 工学研究科助教授)
プロフィール 松井 壽則(日本大学工学部 建築学科助教授)
プロフィール 元倉 眞琴(東北芸術工科大学 環境デザイン学科教授)
プロフィール 城戸崎 和佐(城戸崎和佐建築設計事務所)

入賞作品展開催のお知らせ
12/29(月)〜2004/1/末商工中金山形支店(山形市幸町2-1)
展示時間:(月〜金) 9:00〜15:00 土・日・祝日は定休日。
12/31〜1/4は年末年始休暇。
2004/4/16(金)〜4/20(火)建築会館ギャラリー(東京都港区芝5-26-20)

表彰式

去る11月28日、審査員長の東北大学教授 阿部仁史先生ご臨席のもと、入賞者12組中、10組15名に全国からお集まりいただき、「シェルター学生設計競技2003」表彰式を開催いたしました。
「コンペに応募することで、全国の学生の中で自分の位置付けを把握する目安になる」、「与えられた課題に対する自分の考えと他の学生の考えを比較することができる」など学生の生の声を聞き、主催者として全国に向けて学生設計競技を開催する意義が大いにあったと改めて感じております。
また、表彰式後の懇親会では、山形名物“いも煮”を食べながら、入賞された学生、阿部先生、主催者の間で、終始和やかな雰囲気で交流がなされました。

審査結果発表
今年で5回目の開催となる「シェルター学生設計競技2003」も9月30日をもって募集を締切り、北海道から沖縄に至る全国90校の学生の方々から、265点もの作品をご応募頂きました。多数のご応募ありがとうございました。
去る10月17日に、審査員の先生方を迎えて審査会を開催し、厳正なる審査の結果、12点の入賞作品が決定しました。
入賞作品

最優秀賞 木塊の家
鷹野 敦(代表)・平野 公平
鹿児島大学大学院 理工学研究科 建築学専攻修士2年
優秀賞 21世紀の木造住宅
前田 崇文(代表)・藤森 雅彦
広島工業大学 環境学部 環境デザイン学科4年
優秀賞 歴史を眺める家
浦木 拓也
東京工業大学大学院 総合理工学研究科 人間環境システム専攻修士1年
入選 appearances
石井 理絵(代表)東北大学大学院 工学研究科 都市・建築学専攻修士1年
奥野 幹・杉山さやか・一木 治人・東北大学 工学部 建築学科4年
入選 Cut it Yourself
深川 礼子(代表)東京大学大学院 新領域創成科学研究科 修士1年
堤 由匡・東京大学大学院 新領域創成科学研究科 研究生
入選 きりかぶハウス
大室 佑介(代表)・松村 和典
多摩美術大学 美術学部 環境デザイン学科3年
入選 HOLLOW HOUSE
鎌田 佳子(代表)・東國 肇
神奈川大学大学院 工学研究科 博士前期課程 建築学専攻
入選  
岡本 一紀
東京理科大学大学院 理工学研究科 建築学専攻修士1年
奨励賞 THE EARTH HOUSE
沼田 聡
長岡造形大学 造形学部 環境デザイン学科3年
奨励賞 LIFE TREE
菊池 加奈
大阪工業技術専門学校 建築学科2年
奨励賞 PLYWOOD HOUSE
小林 陽子
青山製図専門学校 建築工学科3年
奨励賞 wood chip mountain
宮本 一志(代表)神奈川大学大学院 工学研究科 博士前期課程 建築学専攻
小酒部 哲也・神奈川大学 工学部 建築学科4年


総評
1999年に始まった東北学生設計競技ですが、今年からシェルター学生設計競技と名前を新たにしました。5周年を機に今までの応募資格を東北7県に限定する制限を撤廃し、全国に向けて東北から発信される設計競技として生まれ変わったのです。北海道から沖縄に至る広い地域から、今までの約3倍にあたる265点もの応募があったことはこの設計競技が新たなフェイズを無事迎えたことを示しているといえるでしょう。

さて今回の課題は「21世紀の木造住宅」とし、この設計競技が追究してきた木の空間をより建築的に真正面から問いかけたものとしました。応募要綱にもあったように、20世紀から繰り返される日常の先に見える21世紀を、“日常”の象徴としての木造住宅の可能性を探ることで捕らえられないか?ということが出題の意図でした。それに対して、提出された作品はレベルの高いものが多かったのですが、しかしまた、日常の先を垣間見せてくれるような、他から頭一つ抜けた作品は見あたらなかったように思います。今年の傾向として多く見られたのは、木を何らかの方法で一つのボリュームにまとめ、そこから空間を刳り貫いていくという手法です。結果として最優秀賞には、その中で最も優れた案が選ばれることになりました。こうした材料と工法の操作によって空間表現を導く現在の建築デザインのトレンドをよく映し出している作品は他にも多くあり、応募作品全体を通じての今回の特徴であったといえるでしょう。しかしながら、それを、その先の来るべき生活や社会にまで拡げて表現した作品は余りなかったように思え、出題者としては残念に思いました。

こうして多くの提案を見てみると、昔から身の回りに最も日常的にある“木”という材料ですが、我々はまだまだその可能性を究めてはいないのだという認識を新たにします。そうした意味で、この設計競技の今後の展開を楽しみにしたいと思います。
審査員長 阿部 仁史

募集要項

今年の募集は終了しました。

応募資格

日本で建築を学ぶ大学等教育機関の学生であること。
大学等教育機関とは、大学院、大学、短期大学、(短期)大学校、工業高等専門学校、各種専門学校を指します。

賞金

最優秀賞原則1作品80万円
優秀賞原則2作品以内各20万円
入選原則5作品以内各5万円
奨励賞若干名

提出物

用紙 A2用紙1枚 (594mm×420mm 縦横は問わない)。紙質は自由。パネル化しないもの。
提出図面 提案の意図を表現する図面及説明文。(説明は日本語とする) 縮尺、表現方法は自由。未発表の作品に限ります。作品は返却しません。
提出方法 必ず裏面右下に提出者 (共同制作の場合は、代表者及び制作者全員) の氏名、住所、電話番号、年齢、所属教育機関名、学部、学科、学年を明記の上、送付のこと。

提出締切

2003年9月30日(火)当日消印有効
持参の場合は当日午後5:00まで受付(土日祝日の受付は致しません)

結果発表

10月下旬に入賞、入選者に通知の上、雑誌やその他のメディアに掲載。

問い合わせ及び提出先

株式会社シェルター
「シェルター学生設計競技2003」事務局 担当/菅野・鈴木
990-2473 山形県山形市松栄一丁目5-13
TEL:023-647-5300 FAX:023-647-5350
E-mail:design@kesfc.co.jp

主催 株式会社シェルター


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2002/7/4
東北学生設計競技2002「ながい・空間」
東北学生設計競技2001「小さな小屋」
東北学生設計競技2000「現代の大屋根の家」
東北学生設計競技1999「木のシェルター」