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東北学生設計競技2001 募集は終了しました。
たくさんのご応募ありがとうございました。
木のシェルター
「小さな小屋」

[小さな小屋]という言葉から想像(イメージ)されるものをデザインしてください。
[小さな小屋]という言葉には、どこか人を惹きつけるものがあります。私たちは鴨長明の方丈の庵やル・コルビジェのカップマルタンの休憩小屋、ハックルベリーフィンの木の上の小屋など、魅力的な小屋を知っています。どれも自由で大きな世界をもっています。茶室もまた一つの世界観を示している小屋といえます。また漁師小屋、農作業小屋、炭焼小屋、などは、もっと機能的な役割を担っています。手近にある材料で即物的につくられているが故にのびのびとした豊かな表情をもっています。また田園や自然の中だけでなく、都市の中に発生する小屋もありそうです。このように[小さな小屋]は、自分の身の回りから出発して、大きな広がりの中に展開していくことができるものです。自由にイメージを広げてください。ここでは木造のシェルターであることが条件ですが、木造と他の材料を組み合わせてつくられたものでもいいと思います。その小屋に魅力的な名前をつけてください。そしてそれが何をするものか、どこにあるものかを表現してください。


入選作品


最優秀賞該当作品なし

優秀賞ぐうたらイズ
伊藤 匠(代表)・木下 裕介・今田 建治
日本大学工学部建築学科
優秀賞こだち
関川 直樹(代表)・尾島 篤・飛高 達也
明治大学大学院理工学研究科建築学専攻
優秀賞LIGHT SCAPE.
小林 雅裕(代表)・秋本 隆史・松浦 弘樹
法政大学大学院工学研究科建設工学専攻
入選チビデカ亭(5000×5000×5000)
田村 久子(代表)・東京電機大学情報環境学部情報環境デザイン学科
保坂 裕信・東京電機大学大学院工学研究科建築学専攻
入選flow
安田 愛(代表)・水野 祥・北野 央
東北大学工学部建築学科
入選またぎの小屋
北田 浩志(代表)・伊藤 啓二(協力)
東京理科大学大学院工学研究科建築学専攻
入選柳の小屋
鈴木 裕也
宇都宮大学工学部建設学科
奨励賞四季ほたる
高橋 信裕
山形工科短期大学校居住システム系住居環境科
奨励賞庭樽
野津 祥明
東北職業能力開発大学校専門課程住居環境科


総評
小さな小屋という課題は、身近な具体的な「もの」を示しているので、入り込みやすいものだったと思う。しかしその分、新たなコンセプトを探り、イメージを展開するのは難しかったのではないだろうか。テーマをうまく掘り下げることができずにいる作品が多く、思った以上に苦戦している、というのが全体的な印象だ。

内容別にみていくと、まず都市や自然の中に置かれる個人のリラクゼーションの装置の作品が多く見られた。そのなかでストリートファーニチャーのようなもので都市と積極的に関わりをもった「flow」と「ぐうたらイズ」が成功していたが、特におどけた表情と中身の「ぐうたらイズ」が好感を得た。

みんなが使うコミュニケーションの装置としての提案も多くみられたが、「チビデカ亭」が緻密な攻めで高いレベルに達していた。

自然との呼応をテーマにしたものも多くみられた。シェルターそのもので自然と同化しようとした「またぎの小屋」のロマンもよかったが、「LIGHT SCAPE.」の木の性質を光に変える着想のユニークさが評価された。

「小屋」のセルフビルドとブリコラージュの側面を攻めたものとして、エコロジカルなテーマを併せ持つ「柳の小屋」もよかったが、実際に作ってしまった「こだち」のエネルギーとリアリティが強かった。

今回、初めに述べたようにイメージを展開させるのが難しかったせいか、独創的な作品としての最優秀賞を特定することができなかった。それぞれ違うテーマを扱った優れた3作品を優秀賞とした。また、入選も他とのレベルの差から5点目を選ばず4点とした。

また、奨励賞はていねいに組み上げた「四季ほたる」と、おおらかな「庭樽」を期待を込めて選んだ。


募集要項

応募資格

応募代表者が以下のいずれかを満たす者とします。

1. 東北地方(一般的に分類される6県に新潟県を加えた7県)の大学等教育機関の学生であること。

2. 本籍を東北地方7県に有する者で、大学等教育機関の学生であること。

大学等教育機関とは、大学、大学院、短期大学、工業高等専門学校、各種専門学校、職業訓練校のことを指します。

提出物

A2用紙1枚(594mm×420mm 縦横は問わない)に自由に表現。
紙質は自由。
パネル化しないもの。

提出図面

提案の意図を表現する図面及説明文。
縮尺、表現方法は自由。
未発表の作品に限ります。
作品は返却しません。

提出方法

必ず裏面右下に提出者(共同制作の場合は、代表者及び制作者全員)の氏名、住所、電話番号、年齢、所属教育機関名、学部、学科、学年を明記の上、郵送のこと。
応募資格2 の場合は、提出者(代表者)の本籍地名(県市町村)も明記すること。

提出期限

2001年9月30日(当日消印有効)

結果発表

10月中旬に入賞、入選者に通知の上、雑誌やその他のメディアに掲載。

賞金

最優秀賞原則1作品50万円
優秀賞原則1作品20万円
入選原則5作品以内各5万円
奨励賞若干名

審査員

元倉 眞琴(東北芸術工科大学)
相羽 康郎(東北芸術工科大学)
阿部 仁史(東北工業大学)
杉山 丞(東北大学)
松井 壽則(日本大学)

問い合わせ及び提出先

990-2473 山形県山形市松栄1丁目5-13
株式会社シェルター
「東北学生設計競技2001事務局」担当・四釜
TEL:023-647-5300 FAX:023-647-5350
E-mail:design@kesfc.co.jp

主催

株式会社シェルター
「東北学生設計競技2002」は、2002年春に募集要項発表予定です。(詳細は未定)
ご応募お待ちしております。

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東北学生設計競技2000「現代の大屋根の家」
東北学生設計競技1999「木のシェルター」